天空都市・マチュピチュ 一体どんなところなの?
こんにちは、つる子です。
「アンデス文明」が今、熱いですね。
美術館で「アンデス文明展」が開催されていたり、テレビなどのメディアでよく取り上げられていたりします。
そこで今回は、アンデス文明の謎の1つでもあるマチュピチュについて取り上げてみました。
実際にこの目で見てきたので、感想も交えながらお伝えしたいと思います。
マチュピチュの基本情報
マチュピチュはペルーにある空中都市です。
1983年12月にマチュピチュの歴史保護区(Historic Sanctuary of MACHU PICCHU)として文化、自然療法の価値を兼ね備えた複合遺産として登録されました。
とがった絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にあるのがマチュピチュ遺跡です。
山裾からはその存在を確認できないことから「空中都市」「インカの失われた都市」とも呼ばれています。
遺跡は神殿と居住区で構成され、その総面積の約半分の斜面には段々畑が広がっています。建造物の石積みはカミソリの刃すら隙間に通さないほど精密に組まれており、数百年経った今でもしっかりと姿形が残存しています。
総面積は5平方kmで、段々畑や儀式の部屋、水路や日時計など高度な文明を持っていたことが推測できます。
16世紀半ば、インカの人々は高度な文明が栄えたマチュピチュを残し、さらに奥地へと消えてしまいました。その後400年以上にわたって人の目に触れることなく、1911年にアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムが初めて見た時には、草に覆われた廃虚となっていました。マチュピチュにまつわる多くの謎は、未だに解明されていないのです。
マチュピチュ遺跡はマチュピチュとワイナピチュの間にあります。
マチュピチュ…年老いた峰2,940m
ワイナピチュ…若い峰2,690m
マチュピチュへのアクセス
マチュピチュを目指すには、まずマチュピチュへの玄関口となるクスコへ行きます。
日本からの直行便はなく、アメリカとペルーの首都リマで2回乗り継ぎ、所要時間約27時間~でクスコへ到着です。
クスコからマチュピチュ下の村「アグアス・カリエンテス」まで列車で約3時間半、そこからバスで約20分です。(バスもありますが、列車で行くのが一般的です。)
昔の人々が訪れたのと同じ方法で、インカ道を数日間かけて歩いて行くという方法もあります。
ベストシーズン…5月~9月頃
マチュピチュ地域には雨季と乾季があり、マチュピチュ観光のベストシーズンは乾季の5月~9月頃です。
階段や山道を上り下りするため、雨の少ない乾季に訪れるのがベストかと思われます。
服装は?
私は9月に訪れましたが、9月の最高気温21度、最低気温5度と1日の気温差が激しいのが特徴です。
基本長袖Tシャツ1枚で寒くなってきたら、セーター、ダウンなど重ね着していく方式がいいです。
見学しているときは暑いのですが、夕方になるとかなり寒くなるからです。
ズボンはGパンではなく伸縮性のあるパンツで、速乾性のあるものが良いと思います。
雨が降ったり汗をかいて、ずっと湿ったままでは風邪をひいてしまいます。
また、マチュピチュの早朝は90%の確率で雨が降ります。
カッパは必須アイテムとなっていますのでお忘れなく。
注意点は?
マチュピチュの注意点がいくつかあったのでお伝えします。
バス待ちは覚悟せよ
ふもとの村からマチュピチュへはバスで行きますが、これがすごく混んでいます!!!
私たちはたまたま15分ほどで乗れましたが、1時間待ちは当たり前だそうです。
ツアーで出発が早いのはこのバスを待つ時間も考慮されているためです。
勿論、帰りのバスも同じくらい待ちます。
雨は当たり前
上でも書きましたがマチュピチュの朝は90%の確率で雨が降ります。
でもそこで悲観しなくて大丈夫です!
マチュピチュについてからも雲がかかっていたり、雲がなくなって遺跡と山が一望できたりします。ベストな瞬間を待つ、感じみたいす。
雲がかかっていても幻想的で本当に素敵でした。
一瞬一瞬表情が変わり、ずっと見ていられます。
何百枚も写真を撮ってしまいました(笑)
なるべくならマチュピチュ遺跡、1日観光プランを選ぶべし
上の理由もあり、マチュピチュに滞在できる時間が長い方が、ベストな瞬間を見られる確率が高まります。
遺跡を維持するために今は入場規制が行われています。事前に入場券を買わないと入ることが出来ません。
ツアーの関係で午前だけ、午後だけ見学の方がほとんどでしたが、私が参加したツアーは午前・午後の1日でゆっくりじっくり遺跡を楽しむことが出来ました。
出来ればマチュピチュ遺跡は1日かけて見学してもらいたいです。
カメラの予備バッテリーはお忘れなく!
本当に一瞬一瞬表情が変わるので、ずっと撮影をしてしまいます。
午前中でバッテリーが切れてしまって、その後は撮れない…(涙)方がいらっしゃったので予備バッテリーは必須です!
感想
大げさかもしれませんが、今まで観た景色の中で一番感動しました。
言葉を失う、という感覚を初めて味わいました。
石積の建造物のため、保存状態がとてもよく、当時の様子が浮かんでくるようでした。
こんな立派な都市がなぜこんな僻地に建てられたのか?
何のためにこの都市が作られたのか?
ますます謎が広がります。
数年前から計画してやっと訪れることが出来ましたが、本当に来てよかったと感じました。
最後に…
マチュピチュについてだいたいまとめさせていただきました。
今は遺跡の中を歩いて見学できるのですが、日本と同じで地震大国のペルー。
次に大きな地震があったら遺跡が崩れる可能性が高い場所があるため、今までのように歩いて見学できなくなってしまう可能性が高いそうです。(現地ガイドの方が言っていました。)
また、数年後には麓からロープウェーで結ぶ計画もあるそうです。
そのままのマチュピチュを見たい方は今がラストチャンスです。
ぜひとも行ってみてください。
大げさに聞こえるかもしれませんが、人生観が変わります。
本日もご覧いただきましてありがとうございました。
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